メダカをより楽しむ為に


1.普通種 緋メダカ・青メダカ・白メダカ・ピンクメダカ・茶メダカ等
普通種はとても強く繁殖が容易な為、初心者が飼うのに最も適した個体と言えます。
メダカには4つの色素があります。、その中の黒色素胞、黄色素胞、
白色素胞の3つの色素を持っているかいないかで、メダカの色が決まります。

2.ヒカリメダカ 種類は普通種と同様
突然変異で目の縁や腹にある虹色素胞が背中に移り、背が光に反射するメダカです。背びれと尾びれの形が普通種と異なり背びれは尻びれと同じ形をし、尾びれはひし形をしています。

3.ダルマメダカ 種類は普通種と同様
別名“縮みメダカ” 環境変化により脊椎が癒着し、この様な体形をしています。高温下で変異して体が縮んでしまったと言われています。見た目は勿論、泳ぎ方が可愛らしく大変人気のあるメダカです。

4.ヒカリダルマメダカ 種類は普通種と同様
2・3の特徴を同時に持ち合わせているとても珍しい個体です。風船の様にふくれた体で背の部分がピカピカと光ります。背びれや尾びれの特徴もホタルメダカと同じで普通種とは異なります。

5.アルビノメダカ 同様にヒカリ・ダルマ・ヒカリダルマがいます
アルビノは、生まれつきメラニン色素のない個体のことをいいます。目にも色素が含まれていないので、血管が透き通り赤い目にみえます。



遺伝子組み換えメダカ

この蛍光メダカは、2年前(2001年9月)に台湾で作り出されたそうです
発光の仕組みは、発光クラゲのGFP(緑色蛍光を発光するタンパク質)遺伝子を組み込んだ為で、このメダカは遺伝子組み換え動物です。遺伝子組み換えしたメダカの全身にブラックライトを当てて光らせ、観賞用に商業販売する企業が現れ、日本でもペットショップなどを通じて高額で販売されていました。(現在は輸入も販売も禁止)
生態系を壊さない為に生殖機能を失わせているとの事でしたが、先日NHKでこの蛍光メダカについての番組があり生殖機能についての実験が行われ、生殖機能が完全に失われているわけではない事がわかりました。

▲ 通常のライトで撮影したもの
▲ ブラックライトで撮影したもの


宇宙誕生メダカ

スペースシャトル「コロンビア」で15日間、地球236週の宇宙旅行をしました
4匹のメダカは脊椎動物として初めて雄雌による生殖行動(産卵行動)を行い、産卵された卵は宇宙飛行中に誕生しました。(15日間の宇宙飛行中に、合計43個の卵が生まれ、その卵から8匹の赤ちゃんメダカ(宇宙誕生メダカ)が生まれました。)宇宙につれていかれた4匹は理由もなく選ばれた訳ではなく無重力に強いメダカとして様々な研究の後に選ばれたメダカでした。まず種々の系統のメダカをジェット機に乗せ無重力状態を作り、無重力に強いメダカの系統を探し、いくつもの系統を調べるうちに、ついに無重力でも普通に泳ぐメダカの系統を見つけました。研究を進めると、無重力に強いという性質は親から子へ、孫へと確実に遺伝していることもわかったそうです。
シャトルに搭載する本番のメダカは、無重力やストレスにも強い系統のメダカ約2000匹の中から、まず、大きさや形状で約1500匹が選ばれました。その後、繰り返し行われた選抜テストに合格し、しかも、毎日産卵行動を行っているメダカの中から最終的な4匹が選ばれたのです。ここで紹介しているメダカは宇宙に行って産まれたメダカの子孫になります。大事に飼育して子供を増やしたいと思っています。

 

日本メダカ・・・
日本川メダカ

野生「黒メダカ」は絶滅状態になっています
(平成11年2月18日 環境庁により「絶滅危惧種・II類」に指定されました)

現在、野生の川メダカは絶滅危惧種に指定されています。
この現状を憂い様々な保護活動をされている方々がおられます。

「めだかや」でもこの様な方々の力になりたいと思っています。農家の方に話を聞くと「最近はメダカを見なくなった」とおっしゃる方ばかり。詳しい現状や激減の理由はわかりませんが、やはり近代化と共に河川や田畑が汚染されメダカが生きにくい環境になってきているのでしょう。
メダカは綺麗な環境でしか生きていけません。メダカを飼っている方ならわかると思います。もし、旅先などで野生メダカを発見したら見守ってあげて下さい。みんなで日本の野生メダカを守りましょう。

「この画像のメダカが天然の川メダカ(新潟産)です。メダカの体には保護色機能があり、環境により体の色を変化させます。これは外敵から身を守る為です。」

☆メダカには4つの色素があります。


その中の黒色素胞、黄色素胞、白色素胞の3つの色素を持っているかいないかで、メダカの色が決まります。
野生のめだかはこの三種類の色素を持っているため茶色っぽい体色をしています。

※自然の川に、和メダカ(ご自分で飼育なさっているメダカ)を放流する事は絶対に止めましょう。



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