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・メダカを飼う前に 日本メダカや和メダカは生命力が強く飼育が容易な事と飼育するのにさほど費用が掛からないためにとても人気のある魚だと思います。生き物と言う事を忘れないで最後まで責任を持ち飼育してください。いかなる理由があっても放流は絶対に止めましょう。生態系を壊すおそれがあります。 ・水質について 水槽はメダカの数により大きさを決めてください。小さな水槽に多数のメダカを飼う事はお勧めしません。(20リットル入る水槽なら20匹までと1匹/gを目安にしてください。) |
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メダカに対して水の量が多ければ水質は安定し、水温の変化もすくなくなり、水も悪化しにくくもなります。 メダカにとって「水質」と「命」は同じといえます。水質が悪化すれば、それがそのまま生命の危機へとつながるからです。 ・飼育水槽について メダカにとっては水の深さよりも水面の広さの方が重要です。空気と接する面積が大きいほど、水中への酸素の取入れがしやすくなります。 なるべく水面の広い容器を使用しましょう。 ・メダカにとって一番良い水は新鮮な水です。 ・飼育水槽について 水は水道水からカルキを抜く為に一晩くみ置きしたもの又は市販されているカルキ抜きを使いメダカに安全な水を作ります。 ・「水を換えたら稚魚の成長が良くなった」 ・「水を換えたらメダカが元気になった」 などと時々お聞きしますが、これは事実です。水質を管理するフィルターや薬剤などが販売されていますが、何より「新鮮な水」が一番です。 ・日光の重要性 次にメダカを飼育する上で重要なのが日光です。日光はメダカにビタミンA・Dを供給し不足すると病気になりやすくなります。水草は日光のあたる所に置いておくと光合成をして酸素を出します。 屋内でメダカを飼育する場合、なるべく日光の当たるところに置く事をお勧めます。 ・餌について 餌は淡水魚を取り扱うお店で市販されているものやメダカ専門店が販売しているドライフードを与えるのが最も簡単です。 生餌(ブラインシュリンプ等)はメダカ専門業者のほとんどが使用しています。(ボーフラ・ミジンコもお勧めです。) ドライフードとの違いですが、生餌の方が栄養価が高い為、メダカの成長が早く丈夫に育つようです。 稚魚が産まれたらドライフードをすり鉢などで餌を細かく砕き与えます。 (稚魚用の餌も販売されています。) ※注 稚魚を育てる水槽に砂利を敷くのは止めましょう。砂利の隙間に入り込んで死んでしまう事があるためです。 ※注 稚魚は産まれて2〜3日は餌を食べません。 ※注 餌の与えすぎは水質悪化につながりますので気をつけてください。 夏場には一日朝夕二回程、春や秋には、一日一回程度、二・三分位で食べきれる量を与えましょう。 ・水換えについて めだかを飼育しているとやはり水が汚れてきます。水温が高くなる夏は、メダカも活発になり餌も良く食べ排泄物も多くなります。さらに酸素も多く必要とします。このような時期は換水を細めに行う事が重要になってきます。エアレーションを使う事も良いと思います。夏場は毎週水を換えます。春・秋は2週間に一度水を換えます。変える量はそのつど水槽の汚れ具合をみて決めてください。大体水槽の半分の水を交換するのが目安です。換える水は水道水をではなくカルキの抜けた水を使いましょう。 ☆グリーンウォーターについて☆ ろ過をしない水槽でメダカを飼っていますと、飼育水が緑色になることがあります。この緑色の水はグリーンウォーターと呼ばれ、植物プランクトンが発生している状態を示します。このプランクトンは栄養価も高くメダカが好んで食べるので良い餌になります。 特に稚魚の育成には良い結果が出るようです。 ☆グリーンウォーターの簡単な作り方☆ 日の当たる場所に汲み置きした水をおき、すでに出来上がっているグリーンウォーター(種水)を少量いれてます。一週間ほどしますと水は緑化します。 |
・エアレーションについて 強いエアレーションはメダカのストレスとなります。本来メダカは水の流れのゆるやかな所に住んでいます。酸素を補うために水面の広い容器をつかったり水草をいれるなどしてあげてください。エアレーションを使う場合は弱めに設定してください。 ・エアレーションの効果 卵を入れた水槽にエアレーションをかけてあげると孵化率が上がります。絶対に必要なものではありませんが孵化率や稚魚の生存率を上げたい場合などは効果的です。 ・繁殖について 繁殖させる条件としては、だいたい水温が20℃以上、日照時間が12時間以上必要です。 冬場は蛍光灯とヒーターを使い、上にある画像の様な環境を作ってあげれば繁殖を始めます。水草やシュロ皮を入れておくと、そこに産卵します。 ☆ヒーターは水温25度固定のヒーターから温度調節可能なものまで様々です。 メダカの飼育方法は様々ですので、ご自分にあった飼育方法を見つけて欲しい思います。 メダカ専門店の方々にも飼育の方法などを聞き、取材リポートのページで紹介しています、そちらも参考にして下さい。 ・受精から誕生まで 受精から誕生に至るまでの時間は温度に左右され早くて1週間、おそくても2週間という時間がかかります。 ・病気について メダカが元気ない・・・・ 突然大量にメダカが死んでしまった・・・・等の悩みには、まず水を交換してみてください。大体の場合水質の問題だとおもいます。 ☆困った時の塩頼み☆ メダカが元気がないと思ったら1リットルに対し2〜3g 治療目的の場合は1リットルに対し5g 水の痛みを抑える為に餌は控えめにして下さい。 メダカが元気を取り戻してきたら、半分水を交換するなどして徐々に普通の環境に戻していきましょう。 塩は手軽ですが、メダカ飼育には非常に活躍してくれます。治療目的だけでなく水槽のリセットの際、洗った後に塩を水槽ふりかけてから1日光消毒します。これだけで水槽の雑菌がかなり取り除かれます。 白点病 メダカの目、体表、ヒレに小さな白い点が生ずる病気です。感染力が強く直ぐ伝染しますが、塩の治療も効果がありますが、専用の治療薬がありますので専門店にご相談下さい。 尾ぐされ病 各ヒレが先のほうから濁ったようになって溶けてくる病気で、重症になるとヒレに出血も生じます。塩での治療も効果があります。 専用の治療薬が市販されていますが、治療が難しい病気なので専門店でご相談下さい。 ・水質テストについて 水質テストキット各種を使って、管理に役立てるのも良いと思います。 (ペットショップなどで販売されています。) ph(ペーハー) メダカは生息地域の違いにより好むphが異なり、ph値が合わないと生理機能障害、病気の多発などが起こる場合があります。 メダカの飼育には弱酸性〜中性の水を使用しましょう。 アンモニア メダカの排泄物や残った餌から生成されるアンモニアはもっとも毒性が高い物質です。与える餌を少なめに水換え量を多めに。 亜硝酸塩 アンモニアに次いで毒性が高くメダカに危険です。餌の量と水を換える量を調節して亜硝酸塩量を下げる事が大切です。 硝酸塩 毒性の点ではアンモニア、亜硝酸塩に比べてごく弱い物です。しかし蓄積するとやはり有害ですから要注意です。硝酸塩量が多い場合 水換えの回数および量が少ない事が推測されるので増やす事で対応してください。 ・補足 色々と注意事項をあげましたが本来メダカは強い魚です。 水質に対する適応能力は非常に高いものを持っています。40度近くの高温にも耐え、塩分の含まれる水の中においてもメダカは生きていく事ができます。急激な環境の変化などに気をつければメダカ飼育はそうむずかしいものではありません。 |
メダカの販売店に注文をするとこの様に発泡スチロールの箱または段ボールの箱に入れられて送られてきます。メダカが送られてくる前にカルキを抜いた水を入れた水槽を用意しておきましょう。 |
メダカはビニール袋の中に入っています。まず最初に行う事は水合わせです。あらかじめ用意している水槽にビニールの袋ごと30分ほど浮かべておいてあげて下さい。ビニール袋内の水温と、水槽の水温を同じにするためです。水温が違う水槽に突然メダカを入れてしまうとメダカにストレスを与える事になるので水合わせは必ず行いましょう。 |
メンデルが1865年に発表し、近代遺伝学の基礎となった遺伝の法則 |
生物の形質の相違は遺伝因子によって決定され、交雑によって生じた雑種第1代には、優性形質だけが現れ劣性形質は潜在する(優性の法則)、雑種第2代には、優性形質を現すものと劣勢形質を現すものが分離してくる(分離の法則)、それぞれの形質が無関係に遺伝する(独立の法則)という三つの法則がある。 ここで例をあげて説明をしたいと思います。 |
アルビノヒカリメダカの作り方 |
(1) アルビノとヒカリを交配 F1(アルビノとヒカリの子供)は、ごく普通の茶メダカのような格好をしていて目も赤くありません。(優性の法則) ※注 F1とは 一代目 F2は二代目という意味です。 |
(2) F1同士を交配 F2には普通のメダカ、ヒカリメダカ、アルビノメダカ、アルビノホタルメダカが産まれます。 ※注 アルビノヒカリが出る確率は非常に低いですが必ず産まれます。(分離の法則)(独立の法則) |
このようにして遺伝の法則を理解していれば、どの様なメダカでも生産が可能です。 |
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