めだか盆栽とは?
めだか盆栽とは、ガラス水槽の中で水草を使って表現する現代風盆栽です。
盆栽において大事なことは「仕立て」と言われます。
どの様に育てて管理してきているのか、見る者の想像力を掻き立てるような「仕立て」が大事です。
めだか盆栽には定義があり、パルダリウムと言われる水草アートとは違います。
【以下が定義です】
- 水槽内に水を張り、めだかを泳がせることができること
- めだかの特性を踏まえた泳ぐ空間がある仕立てであること
- めだかが泳ぐことを想定し、水草育成に化学肥料は使用禁止
めだかやドットコムでは、命水液・源命液による盆栽管理をしておりますが、管理方法は問いません。
めだか盆栽を維持する土
<めだか盆栽の土づくり>
2つのバクテリアを使って肥沃な土壌をつくる。
- 好気性バクテリアである源命
液納豆菌・酵母菌・乳酸菌・土着菌毒素の分解
(アンモニア→亜硝酸→硝酸塩に還元) - 嫌気性バクテリアである命水液
土着紅色細菌の一種であり、窒素循環の最終段階である脱窒を作り上げる菌
窒素固定細菌である源命液と脱窒素細菌である命水液によって自然界と同じ硝化作用がはたらく環境を作り上げます。
簡単につくり上げられるものではありませんが、めだか盆栽を楽しみながら共に学んでいきましょう。
めだかやドットコム本店で販売している「めだか盆栽」はバクテリアの着生した最高の状態になっています。
日々、めだか盆栽用スプレーを使い、維持管理してください。
(盆栽用スプレーには、バクテリア活性液が入っています。)
めだか盆栽水立て方法
カルキを抜いた水を用意します。
川の水や、井戸水には雑菌があるので実は水道水からカルキを抜いた水が最も安全です。
めだか盆栽の中にビニールを軽く被せて、ビニールの上からゆっくりカルキの抜けた水を注ぎます。
植えてある水草やソイルが舞わないように、慎重にゆっくりと水槽の8分目あたりまで水を注ぎます。
その時点で透明度のある水になると思います。
即日容器に応じた匹数のめだかを入れてください。
そこから1週間ほど水の白濁もなく安定すればエサの時に命水液を規定量いれるだけで管理が可能です。
水が白濁してしまった場合は、源命液を使ってエアレーションをかけて好気性バクテリアの定着を図るか水が透明化するまで1週間に1度ぐらいのペースで半分ぐらい水換えを行ってください。
安定すれば水換えは不要です。
蒸発した分だけカルキを抜いた水を注いでください。
めだかから学んだバランス
めだかの飼育をしていて自然浄化水槽を作り上げる中で学んだ事が沢山あります。
青木式自然浄化水槽は、有益なバクテリアが豊富に水槽内にあり、毒素を分解する事で水換えの負担がなくなります。
良い環境とは毒素がない環境ではなく、ある一定量の毒素が生体によって日々生成され、それを還元する善玉菌が存在しバランスを保っています。
これは土の環境も同じであり、バクテリアによって肥沃な土壌が作り上げられます。
自然環境はすべて「善玉優位な環境」が理想であり、ある一定量の毒素によって還元が生まれ、その環境内で生体は抵抗力も獲得します。
私はめだかの過ごしやすい環境、つまり最適な水作りを長年研究してまいりました。
それだけに没頭してきて作り上げた水槽を多くの人が美しいと言ってくれるようになりました。
私の好きなブランドであるDESCENTEやAVEXとのコラボもめだかが実現させてくれました。